【予防歯科】虫歯・歯周病を未然に予防する

「歯医者さんには歯が痛くなってから行けばよい」――あなたは歯についてこんな風に思っていませんか。「予防歯科」とは、これまでの「痛くなったら治療する」という考え方とは異なり、「お口の健康を維持する」という歯科スタイルのことです。メンテナンスは患者さまの状況に合わせて3~6ヶ月くらいの間隔で検診をお勧めしています。
歯の定期検診をなぜオススメするのか?
【PMTC】装置を使った高度なクリーニング
【唾液検査】自分の虫歯のリスクを知る
【エアーフロークリーニング】パウダーを吹きつけ汚れを取る
【スケーリング】専用器具で歯石を取る
【PTC】プロによる歯のクリーニング
【3DS】直接歯についた細菌を減らす
歯の定期検診をなぜオススメするのか?
「歯医者は歯が痛くなっていくところ」――そんな考えを持っている方はいませんか?でも、ちょっと待ってください。病気にかかってから治療を行うより、健康を維持できている状態がベストではありませんか?そこで虫歯・歯周病にならない一番効果的な方法が、歯の定期検診というわけです。
予防歯科のメリット
(1)虫歯などのお口の中のトラブルを未然に防ぐ
定期的にチェックを行うことで虫歯や歯周病の予防になり、大切な歯をいつまでも健康に維持できます。
(2)お口の中がスッキリする
歯や歯ぐきをキレイにすることで、お口の中が爽快になります。
(3)治療の痛み・費用を低減できる
痛みや症状がひどくなってから治療するとなると、治療費用や期間もかさんでしまいます。
残っている歯が少ない人ほど歯科診療費が高くなる
香川県歯科医師会などによる「高齢者における歯の健康と診療費に関する実態調査」によると、残っている歯が少ない人ほど一人あたり歯科診療費が高くなり、「0~4本」は「20本以上」の約1.14倍(一人1か月平均で5,021円)になってしまうというこです。
また、歯周炎の程度別でも、「重度」が最も歯科診療費が高く、「歯周炎なし」の約1.26倍(同5,602円)でした。さらに、年齢が低いほど、こうした傾向が強く、格差が大きくなっていました。
さらにこの報告では、残存歯数が少ないほど「高血圧性疾患」「糖尿病」「悪性新生物」「虚血性心疾患」「脳血管疾患」などの「生活習慣病診療費」の診療費が高くなることも指摘されています。
このようなことから、報告書では「残存歯数や歯周炎の程度を良好な状態にすることにより、歯科診療費の削減に繋がるだけでなく、脳血管疾患や虚血性心疾患をはじめ糖尿病などの生活習慣病の診療費をも削減できる可能性があることが示唆される」と結んでいます。
歯の健康を守ることは、全身の健康を守り、結果として、医療費の減少につながるというわけです。80歳で20本の歯を残せるよう、定期検診を受けていただき、歯の健康を守り続けていきませんか?

※2006年/香川県歯科医師会、香川県国保連合会、香川県健康福祉部の調査より
バイオフィルムをご存知ですか?
バイオフィルムとは何種類もの細菌が共存して作り上げられた粘性のある膜のこと。自然界のいたるところに見られます。たとえば、川底の石の表面、排水管の管内表面や三角コーナーの滑りなどです。これらは全て水中で細菌が繁殖しバイオフィルムが作られたもので、水を流しただけでは取れず、擦り洗いしなければ取れないほど強固に着いています。
お口の中のバイオフィルムの代表例としてプラーク(歯垢)があります
プラークは約400種類の細菌よって作られたバイオフィルムです。また口の中で見える歯の表面と歯肉に隠れている歯周ポケット内部ではバイオフィルムの構成細菌が異なります。

【PMTC】器具を使った高度なクリーニング
歯科医師、歯科衛生士などの専門家が歯のクリーニング専用の器具で、お口の中の清掃を行うのがPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)です。
歯ブラシが届きにくい部分のバイオフィルムを歯科専用の特殊なブラシと歯磨剤で機械的に除去し、高濃度のフッ素やクロールヘキイジン、ヨードなど薬剤を用いて除菌し、バイオフィルムの再形成を防いでいきます。
また虫歯や歯周病の予防だけでなく、ヤニや黄ばみなどステイン除去、口臭の改善などにも効果的です。それゆえ歯本来の真珠のような美しい白い輝きと健康な歯肉を取り戻すことができます。
最近では、PMTCを受けるためにサロン感覚で通う方もいらっしゃるほど。お口もさっぱり、息も爽やかになります。
PMTCの流れ
STEP1
歯を丁寧に1本1本磨きます。
STEP2
歯肉の溝、約3~4㎜まで特殊なカップが入ります。
STEP3
歯と歯の間もしっかり汚れを落とします。
STEP4
フッ素でしっかり除菌とコーティングをします。
STEP5
歯をつるつるに仕上げる歯磨剤をすり込みます。
STEP6
艶のある白い歯になりました。
【唾液検査】自分の虫歯のリスクを知る

唾液検査とは虫歯になるリスクを調べる検査です。まず唾液を採取し、簡単な質問に回答していただくだけです。唾液を吐きだせない1歳のお子さまでも検査可能です。ちなみに当医院は虫歯予防先進国スウェーデン、マルメ大学より唾液検査の指導認定を頂いております。
当院ではすべての患者さまに初回の唾液検査(S.m菌,L.B菌コース¥4,000)を無料とさせていただきます。歯ブラシ指導だけが虫歯、歯周病予防ではありません。ぜひこの機会を期に唾液検査でご自身の口の中の状態をしっかり把握してみてください。
唾液検査のメリット
(1)虫歯の原因やリスク(危険性)が分かる
(2)虫歯のリスクを知ることにより、論理的な虫歯予防ができる
(3)虫歯の原因がはっきり分かるので、論理的な治療計画を立てられる
(4)患者さまご自身の虫歯予防に対する意識が高まり、歯の健康維持につながる
子どもの唾液検査
STEP1
ワックスで出来たロウのガムをやわらかくなるまで噛み、その後に出てきた唾液を紙コップに採取します。


STEP2
口腔内からプラークのサンプルを採取し、培養液に浸します。


STEP3
染めだしを行い、汚れをチェックし、診査後、きれいにクリーニングして終了です。

大人の唾液検査
STEP1
検査用のガムを噛み、出てくる唾液を試験管に採取します。


STEP2
お口の中の状態を用紙に記入します。


STEP3
歯と歯の間、舌表面から細菌を採取します。


STEP4
染めだしをし、汚れているところを診査します。


STEP5
染めだしをした汚れをクリーニングして終了です。
※クリーニング時、保険の費用が別途発生いたします。ご了承ください。

【エアーフロークリーニング】パウダーを吹きつけ汚れを取る
超微粒子撥水パウダーを一定の水と一緒に吹きつけ、タバコのヤニや茶しぶなどで汚れている箇所を清掃する短時間で簡単にできるクリーニングです。歯の表面を傷つけずに細かい汚れが取れますが、汚れを取るだけのため、定期的なクリーニングが必要です。
【スケーリング】専用器具で歯石を取る
歯石は『虫歯・歯周病・口臭』の原因になる細菌の塊で、唾液の中のカルシウムなどと歯垢が結合して固まったものです。専用の手用器具を用いて、除去していきます。
【PTC】プロによるクリーニング
当医院の定期検診ではお口の中のチェックをする際、必ずPTCを行います。PTCとはProfessional Tooth Cleaningの略で、歯科医院でおこなう物理的な歯面清掃を意味します。
PTCは毎日のブラッシングで歯ブラシが届きにくい部分のバイオフィルムを、歯ブラシやフロスなど用いて物理的に除去し、低濃度のフッ素やクロールヘキイジン、ヨードなど薬剤を用いて除菌していきます。(フッ素の濃度はお口の中の状態により高濃度を使用することもあります。)
定期的に自分では磨きにくい部分を歯科衛生士、歯科医師により汚れを磨き落とすことにより、安定したお口の健康を保てます。また自分のお口の中の問題点やアフターケアーのお話をさせていただきますのでホームケアが充実します。
実際に5年間当医院でクリーニングを受けた方の多くは再治療が殆どありません。お子さまにおいてはノンカリエスを維持してきています。
定期検診で行う子供のPTCの流れ
STEP1
歯ブラシ何色がいいかな?ええとねー。これがいい。よし頑張って、やろうネー。
2歳の子供でも自分の好みがあります。好きなアイテムでお口の中をきれいにしてゆく事を大切にしています。
STEP2
上手にアー出来ているね。虫歯さんいるかなー?鏡で見ているよ。赤く染まったところお母さんに見てもらおうね。
染めだしをして、汚れを保護者に確認していただきます。そして一緒に汚れの強い場所の問題点を考え、指導してゆきます。
STEP3
汚れの強さによって歯磨き粉を選んでゆきますが、味は子供たちに選んでもらいます。一番人気はリンゴ!!嫌いな子はいません。仕上げに自分で選んだフッ素で歯をコーティング。
フッ素はお口の中の状態を把握し、虫歯になるリスク度を考え、低濃度から高濃度に分けて使用しています。
STEP4
上手にできました。気持ちよかった!!
定期検診で行う大人のPTCの流れ
STEP1
ミラーによるお口のチェックを行ないます。 
STEP2
歯ブラシによるクリーニングを行ないます。
STEP3
歯間ブラシによるクリーニングを行ないます。
【3DS】直接歯についた細菌を減らす
虫歯菌や歯周病菌が繁殖すると、歯の表面に「バイオフィルム(プラーク、歯垢)」とよばれる膜を作ります。バイオフィルムは、普段のブラッシングだけでは取り残してしまうことが多く、これらの磨き残しが虫歯や歯周病などの歯のトラブルを巻き起こします。
そこで有効なのが、「3DS」とよばれる除菌法です。「3DS」とは、DentalDrugDeliverySystem(デンタル・ドラッグ・デリバリー・システム)の略称であり、徹底的にPMTCをおこなったあと、患者さまの薬剤を口にあった専用トレーに塗り、直接歯に当てて口の中の細菌を減らします。虫歯の主な原因であるミュータンス菌をもとから絶つ方法として近年注目されている治療方法です。
3DSの流れ
・口腔のミュータンス菌の検査を行い除菌が必要かどうかを確認します。
・PMTCを行い、歯面よりバイオフィルムをはぎとる。
・リテーナーと薬剤を用いて、科学的な除菌を行います。
・1週間後に再度除菌操作を行います。
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