「歯」と「葉」 どうしてどちらも”ハ”っていうの? 下高井戸パール歯科クリニック・世田谷

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今日面白い番組朝見てきた。

皆さんも知っているのではないでしょうか?

NHK放送番組「ちこちゃんに叱られる!」です。

5才児のちこちゃんが、毎回大人が答えにくい、すごい面白い質問を投げかけ、適当な答えを言うと、「ボーっと、いきてんじゃねーよ!」としかられます。

このきめ台詞は、今年の流行語大賞でも2位になっていました。

今日もチコちゃんが「花と鼻なんでもどちらもハナっていうの?」と出演者の渡辺満里奈さんに質問すると、渡辺満里奈さんは「花の匂いを嗅ぐのは鼻だから、同じ名前にしとこう」と答えていましたが不正解でチコちゃんに「ボーっといきてんじゃねーよ!」と叱られていました。

正解は「パッと目につくものだから」だそうです。

人の体と植物には「歯と葉」など対応する同音異義語があり、偶然の一致ではないそうです。

どうやら「縄文時代」には稲作などの農耕が行われていていたことから、人が穀物を食べて命をつなぐため「穀草と人」を一体化した言葉が対応したそうです。

例えば

 

「花と鼻」は、パッと目につくもの。植物は花、人の場合は顔で鼻。

「歯と葉」は、落ちるもの。人間の歯は「乳歯から永久歯へ」生え変わるのは年を取り抜け落ち、植物の葉は枯れ落ちる。

「茎と歯茎」は生えてくるところ。茎は葉が生えてくるところ。歯茎は歯が生えてくるところ。

「目と芽」は、さけてででくる。芽は実が裂けて出て、目はまぶたが裂けて出る。

日本最古の本日本古事記に出てくる食の神様「大月姫」の命が尽きた時、姫の目から稲、耳からあわ、鼻から小豆、下腹部から麦、お尻から大豆が生まれたそうです。

なんだか実物を綺麗なイメージにした感じですね。(鼻くそと小豆、うんちと大豆、耳カスとあわ・・・)

同音異義語とても面白い。

ちなみに「チコ」ちゃんの名前の由来は、チコちゃんの「チ」は「ちいさい」、「コ」は「こんまい(ちいさい)」という意味で小さい女の子や可愛い女の子という事だそうです。

私たちの体は、生まれたときは「歯と葉」のように植物と違いはありますが、死んでしまえば、植物と同じ。いつかは土に返る。

生きている間は、いろんな変化を楽しまないと。

「ぼーと、生きてるんじゃねーよ!」