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睡眠時無呼吸症候群かも知れない?疑うべき症状やセルフチェック診断の項目を紹介!

2024年02月26日

 

日常的な睡眠に支障をきたし、さまざまな健康障害の原因になることもある睡眠時無呼吸症候群。

睡眠中に発生するこの症状は、自覚することが難しく、症状が発生しているものの医療機関での適切な治療を受けていない人は数多くいます。
そこで、今回の記事では睡眠時無呼吸症候群を疑うべき症状やセルフチェック診断の項目について詳しく解説します。

 

睡眠時無呼吸症候群とは?

 

 

寝ている最中に呼吸が止まってしまう症状のことを睡眠時無呼吸症候群と呼びます。

無呼吸症候群を発症することで、睡眠に関係するさまざまな健康障害を引き起こすと考えられています。

 

英名では「Sleep Apnea Syndrome」と表されることから、その頭文字をとってSAS(サス)と呼ばれることもあります。

 

睡眠時無呼吸症候群に該当するかの判断基準としては、睡眠1時間あたりの無呼吸・低呼吸の回数を合計した値(無呼吸低呼吸指数:AHI)が用いられています。

 

AHIの具体的な算出方法ですが、睡眠中の10秒以上の呼吸停止が確認された場合に1回の睡眠時無呼吸とカウントされます。また、完全に呼吸停止してはいないものの、呼吸が止まりかけているものは睡眠時低呼吸としてカウントされます。

 

睡眠時無呼吸症候群の厳密な診断基準には細かな項目が多々ありますが、基本的にはAHIが5以上、SASが原因と考えられる健康障害が確認される場合、SASであると診断されます。

 

また、AHIが20以上となると、CPAPといった特別な治療適応の対象となってきます。

 

 

 

睡眠時無呼吸症候群に見られる症状は?

 

 

ここでは、睡眠時無呼吸症候群を引き起こしている場合に見られる諸症状について解説します。

 

睡眠中にいびきをかいている

 

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に満足な気道確保がなされないために起こる症状です。

具体的には舌や顎が落ち込むことで上気道を狭めてしまうことが要因となるケースが多いです。

 

そして、上気道が狭まった状態で呼吸しようとすることで、いびきが起こることも多く、睡眠中にいびきをかいていると指摘された場合、無呼吸症候群になっている可能性が考えられます。

 

特に、しばらく止まったと思ったら「グググ、ガー」とまたいびきをかき出す、急にいびきの音が大きくなった、朝までいびきが続くといった症状には注意が必要です。

 

 

日中に過剰な眠気に襲われる

 

睡眠時無呼吸症候群を発症すると、睡眠時の窒息を防ぐために覚醒反応(無意識にほんの一瞬目を覚ますこと)が起こり、体が十分に休まらない状態に陥ってしまうことがあります。その結果、日中に過剰な眠気に襲われるようになります。

 

夜間の睡眠時間は十分に確保しているのに、昼間に異様に眠くなるといった場合には、睡眠時無呼吸症候群の可能性を疑うようにしましょう。

 

 

睡眠中に何度も体を動かしている

 

睡眠時無呼吸症候群を発症している人の中には、睡眠中の無呼吸状態を解消しようと無意識に体を動かす人もいます。

 

眠った時の姿勢と起床した時の姿勢が大きく違っていたり、シーツが大きく乱れているといった場合、睡眠中に体を動かしている可能性が高いです。

 

 

起きた時に多量の寝汗をかいている

 

無呼吸状態に陥ると、無意識下でも体全体が苦しくなることはもちろん、心拍数が上がり汗をかきやすくなります。

 

起床時に異様なまでに寝汗をかいていたり、日中の活動中と比べて睡眠中のみ汗を多量にかいているといった場合には、睡眠中に無呼吸状態に陥っている可能性を疑うようにしましょう。

 

 

夜間に数回以上、目が覚めてしまう

 

 

無呼吸状態を解消しようと無理に呼吸をする結果、体が覚醒状態となり、場合によっては夜中に目を覚ましてしまうこともあります。

「夜中に息苦しくて目が覚める」「寝ていると何度もトイレに起きる」などは睡眠時無呼吸症候群で多く見られる自覚症状です。

 

睡眠の質を大きく低下させ、日常生活に支障をきたす可能性もあるため早めに治療を始めましょう。

 

 

日中の集中力の低下・全身の倦怠感

睡眠時無呼吸症候群を発症すると、寝ているにも関わらず、体自体は十分な休息を確保できず、疲れを感じやすい状態となってしまいます。

 

その結果、日中に集中力が低下しやすくなったり、慢性的な全身の倦怠感を感じやすくなったりします。

 

今までには無かった寝覚めの悪さや、寝起きのスッキリ感の減衰なども睡眠時無呼吸症候群が引き起こしている可能性が高いため、これらの症状が現れていないかをチェックするようにしましょう。

 

 

 

 

睡眠時無呼吸症候群の可能性も?セルフチェックしてみましょう!

 

 

睡眠時無呼吸症候群を発症しているか否かは、手軽にセルフチェックできます。

以下に挙げるチェック項目にいくつ該当するか確認してみましょう。

 

  1. いびきをいつもかいている
  2. 睡眠中に呼吸が止まっていると指摘されたことがある
  3. しっかりと眠っているはずなのに疲労感が取れない
  4. 夜中に苦しくて目が覚めることがある
  5. 夜中にトイレに行きたくて何度も起きる
  6. 朝起きた時に疲れが残っている感覚がある
  7. 日中に強い眠気に襲われる
  8. 若い頃と比較して顔つきが変わるほど体重が増えている
  9. 肥満体系である
  10. 糖尿病である
  11. 心臓の病気がある
  12. 高血圧である
  13. 痛風である
  14. 脂肪肝である
  15. 胸やけがしたり口が渇いたりする

 

上記15個のチェック項目のうち、1つでも当てはまれば睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。なるべく早く医療機関に相談に行くようにしましょう。

 

 

睡眠時無呼吸症候群の認知には周囲の協力が欠かせない

 

睡眠時無呼吸症候群は睡眠中に生じる症状であるため、一人では症状を自覚することが難しいです。事実、家族といった周囲の人からの指摘で各種の諸症状に気付くケースも多いです。

 

上記のセルフチェックも自分一人では確認することが難しい項目もあるため、無呼吸症候群の可能性がある場合、家族や友人などに協力を頼むようにすると良いでしょう。

 

また、近年では睡眠状態を記録するアプリもあります。寝返りを何度したのか、いびきをかいているか等の確認ができるので、アプリを上手に活用してみるのもおすすめです。

 

 

 

 

睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合は精密な検査が必要

 

 

セルフチェックを実施した結果、睡眠時無呼吸症候群の疑いが確認された場合、少しでも早く医療機関で精密な検査を実施することが望ましいです。

ここでは、医療機関で実施される検査方法について詳しく解説します。

 

簡易無呼吸検査

 

簡易無呼吸検査は、センサーを取り付け、睡眠時の血液中の酸素、呼吸の状態を測定する方法です。この検査は、ほとんどの医療機関で患者自らが自宅で実施することができ、後述するPSG検査と比べて、費用が安価で手軽に実施できることが特徴です。

 

ポリソムノグラフィー(PSG)検査

 

ポリソムノグラフィー検査は、睡眠中の身体の機能を評価するために、脳波や心電図、筋電図といった多様な生理学的信号の記録を行いながら実施する検査です。先述の簡易検査と比較して、精度が優れている点が大きな特徴だといえます。

 

 

 

 

睡眠時無呼吸症候群の治療方法

 

 

睡眠時無呼吸症候群であると診断された場合、症状の改善に向けて治療を進めていくことになります。

ここでは、主な治療方法について詳しく紹介します。

 

減量

 

睡眠時無呼吸症候群を引き起こしている人の多くが、肥満が要因となっています。肥満状態にあると、健康状態の人と比較して睡眠時に上気道が狭まりやすく、無呼吸状態に陥りやすいのです。

そのため体重を減量することで、気道の軟部組織の余分な脂肪を減らし、気道を確保しやすくなるのです。事実、体重の10%減少によるAHIの26%減少、体重の10%増加によるAHIの32%増加といったデータも確認されています。

 

CPAP(持続陽圧呼吸療法)

 

CPAP(持続陽圧呼吸療法)とは、機械で圧力をかけた空気を鼻から気道に送り、強制的に気道を広げて睡眠中の無呼吸を防止する治療方法のことです。

 

中度~重度の症状の閉塞型睡眠時無呼吸症候群の標準的な治療方法として主流なものとなっており、CPAPを行うことで顕著な改善効果が認められたとするデータが多く存在します。

 

ただし、CPAPは根本治療ではないため、肥満であるならば減量といったように、症状を引き起こした要因に適した根本治療を同時並行で行うことが重要となります。

 

薬物療法・生活習慣の見直し

 

閉塞型の睡眠時無呼吸症候群の場合、その要因の多くを占めるのが肥満ですが、それ以外の場合には要因に応じた治療が必要となります。

 

一例としては以下の通りです。

 

・睡眠薬の使用で舌根が低下しやすくなっている:医師に相談のうえ睡眠薬の見直しや服用数を減らす

・扁桃腺が大きい:扁桃腺の外科的手術を行う

・鼻詰まりで気道が閉塞している:点鼻薬やアレルギー薬を使用する

・気道が閉塞しやすい睡眠姿勢をとっている:体位変換による生活指導を行う

 

 

無呼吸症候群は歯並びが原因で起こっている可能性も?

 

 

 

最後に、睡眠時無呼吸症候群は歯並びが原因となって引き起こされる場合もあります。

具体的な仕組みですが、歯並びが悪いことで睡眠時に舌の収まりが悪くなり、舌根から落ち込みやすくなってしまうために、無呼吸状態に陥りやすいと考えられています。

歯並びの悪さが気になる、簡易的な無呼吸症候群の予防策でも効果が期待できないといった場合には、歯科医に相談してみると改善への一歩につながるかも知れません。

 

 

 

まとめ

 

睡眠時無呼吸症候群を疑うべき症状と簡単に実施できるセルフチェック項目について解説してきました。

 

早期で症状を自覚し、原因特定に努めることで症状改善にも近づけるようになります。肥満が最大の原因となるケースが多いものの、骨格や歯並びの問題で無呼吸症候群を発症することもあるため、少しでも早い医療機関での受診ができるようにしておきましょう。

 

下高井戸パール歯科クリニック・世田谷」では、睡眠時無呼吸症候群の症状改善のためマウスピースを検討している方の相談やアドバイスを行っています。

 

睡眠時無呼吸症候群の原因が歯並びにあると指摘された方や気になる症状がある方は、気軽にお問い合わせください。

 

 

 

下高井戸パール歯科クリニック・世田谷

大原庸子

 

 

 

 

 

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