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睡眠時無呼吸症候群はなぜ起きる?肥満だけじゃない意外な原因も詳しく解説!

2024年03月2日

 

睡眠に支障を及ぼし、日常生活のあらゆる場面での健康障害の原因となる睡眠時無呼吸症候群。読者の皆さんは睡眠時無呼吸症候群を発症してしまう原因をご存じでしょうか?

 

そこで、この記事では睡眠時無呼吸症候群が引き起こされる原因について解説します。原因を踏まえたうえでの予防方法についても解説しているので、無呼吸の症状がないという人もぜひご覧になってください。

 

 

 

 

 

睡眠時無呼吸症候群とは?

 

 

睡眠時無呼吸症候群とは、寝ている最中に呼吸が止まってしまう症状のことです。睡眠時無呼吸症候群を発症すると、睡眠に関係するさまざまなトラブルの他、心筋梗塞や脳卒中といった重篤な病気のリスクを高めるといわれています。

 

英名で「Sleep Apnea Syndrome」と表されるため、その頭文字をとってSAS(サス)と呼ばれることもあります。

 

睡眠時無呼吸症候群であるかを診断するにあたり、医学的には睡眠中に10秒以上の呼吸停止が確認された場合に1回の睡眠時無呼吸としてカウントします。また、完全に呼吸停止してはいないものの、呼吸が止まりかけているものは睡眠時低呼吸と判断されます。

 

睡眠1時間あたりの無呼吸と低呼吸の回数を合計した値は無呼吸低呼吸指数(Apnea Hypopnea Index:AHI)と呼ばれており、SASの診断、その重症度を判断するうえで参考に用いられます。

 

睡眠時無呼吸症候群の厳密な診断基準には細かな項目が多々ありますが、基本的にはAHIが5以上、SASが原因と考えられる健康障害が確認される場合、SASであると診断されます。

 

 

睡眠時無呼吸症候群は症状が起こる原因で2種類に分類される!

 

睡眠時無呼吸症候群は、症状発生の要因に基づいて大きく2種類に分類されています。

 

ひとつは、寝ている最中に種々の原因で空気の通り道である上気道(主に咽頭)が狭まってしまい、空気が通りにくくなることで無呼吸・低呼吸状態に陥る「閉塞性睡眠時無呼吸症候群(Obstructive Sleep Apnea Syndrome:OSAS)」です。

 

もうひとつは、何らかの要因によって脳から呼吸指令が出なくなり、呼吸活動そのものが10秒以上停止したり、呼吸が止まりそうなほど弱ったりする状態となる「中枢性睡眠時無呼吸症候群(Central Sleep Apnea Syndrome:CSAS)」です。OSASが呼吸努力が確認される一方で、CSASは呼吸努力が確認されない点が違いとして挙げられます。

 

 

 

 

閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)の原因

 

 

先の説明にて、睡眠時無呼吸症候群の種類が2種類あることをお伝えしましたが、睡眠時無呼吸症候群が起こる人の約9割が閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)に該当します。

 

以下から、閉塞性睡眠時無呼吸症候群を発症する具体的な要因について詳しく解説していきます。

 

 

肥満

 

閉塞性睡眠時無呼吸症候群を引き起こす最大の原因は肥満です。

 

肥満の人は上気道や周囲に脂肪がついているケースが多いため、仰向けで寝た場合に、健康な人と比較して喉や上気道が狭まりやすいです。その結果、満足な呼吸が確保できなくなってしまうのです。

 

ただし、日本人の場合には肥満ではないものの重度の睡眠時無呼吸症候群であると診断されるケースが少なくありません。これは日本人の骨格の構造的に睡眠時無呼吸症候群になりやすいためと考えられています。

 

 

顎の骨格・歯並び

 

閉塞性睡眠時無呼吸症候群の要因としては前述の通り骨格の問題も指摘されており、上顎、下顎の大きさや位置の異常、鼻腔が狭いといった身体的な特徴が無呼吸症候群を引き起こすことがあります。

 

特に、アジア人は下顎が小さい人が多く、下顎が小さいと仰向けで寝た際に顎が後退しやすく、気道を塞いでしまうことがあります。

 

また、歯並びが悪い場合、口腔内が狭まってしまうことがあり、睡眠中に舌を収めにくくなり、結果的に気道閉塞の原因となってしまうこともあります。

 

この他、扁桃の肥大が無呼吸症候群を発症する要因となることもあります。

 

 

睡眠時の姿勢

睡眠時の姿勢も無呼吸症候群と大きな関わりがあります。

 

具体的には、横向きで寝るよりも仰向けで寝る方が無呼吸・低呼吸を引き起こすリスクが高いことが明らかとなっています。これは、上気道が狭まってしまう原因である、舌や顎の落ち込みが仰向けの方が生じやすいからです。

 

睡眠時の姿勢は、寝具の形状や硬さと関係するものであり、無呼吸症候群の症状が明らかになった場合、使っている寝具が自身に適しているかを確認することも重要となります。

 

 

 

中枢性睡眠時無呼吸症候群(CSAS)の原因

 

 

CSASの決定的な要因が何であるのかは未だ明らかとはなっておらず、脳から呼吸をする指令が出ていないことが関係しているのではないかという考えが主流となっています。

 

原因ははっきりしていないものの、呼吸機能の低下、心不全、脳卒中の方に多くみられ、心不全患者のCSACの合併率は21~40%との報告があり、合併していない患者と比較して死亡率・心臓移植率が高いことが知られています。

 

その他、腎不全に合併する場合や、高地での発症、原因不明の特発性の中枢型睡眠時無呼吸、オピオイド(鎮痛剤)の長期間使用によるものなどの報告もあります。

 

中枢性睡眠時無呼吸症候群では、「チェーンストークス呼吸」と呼ばれる特徴的な呼吸パターンが見られます。

 

チェーンストークス呼吸は「小さな呼吸から始まり、徐々に大きくなって、また少しずつ小さくなり無呼吸状態になる」というサイクルを30秒〜2分ほどで繰り返すというもので、その裏には重大な疾患が隠れている可能性があります。

 

呼吸に変化があった場合や気になる症状がある場合は、早めに病院を受診して詳しい検査を受けることが大切です。

 

 

 

 

睡眠時無呼吸症候群はセルフチェック可能!

 

 

睡眠時無呼吸症候群を発症する原因を理解したとしても、その症状は睡眠中に現れるものであるため、自覚することが難しく、適切な治療を受けていない人が多く存在するといわれています。

 

そこで、ここでは睡眠時無呼吸症候群を発症している可能性を判断するセルフチェックについて解説します。

 

 

 

15項目のうち1つでも該当したらSASの可能性あり!

 

睡眠時無呼吸症候群か否かを判断するチェック項目は以下の通りです。

 

  1. いびきをいつもかいている
  2. 睡眠中に呼吸が止まっていると指摘されたことがある
  3. しっかりと眠っているはずなのに疲労感が取れない
  4. 夜中に苦しくて目が覚めることがある
  5. 夜中にトイレに行きたくて何度も起きる
  6. 朝起きた時に疲れが残っている感覚がある
  7. 日中に強い眠気に襲われる
  8. 若い頃と比較して顔つきが変わるほど体重が増えている
  9. 肥満体型である
  10. 糖尿病である
  11. 心臓の病気がある
  12. 高血圧である
  13. 痛風である
  14. 脂肪肝である
  15. 胸やけがしたり口が渇いたりする

 

上記15個のチェック項目のうち、1つでも当てはまれば睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。なるべく早く医療機関に相談に行くようにしましょう。

 

 

睡眠時無呼吸症候群の予防方法

 

 

睡眠時無呼吸症候群を発症するリスクは誰もが持っています。今は問題ないとしても、生活習慣のちょっとした乱れが引き起こすことも十分に考えられるのです。

 

最後に睡眠時無呼吸症候群の予防策について解説します。

 

 

適正体重を維持する

 

睡眠時無呼吸症候群が起こる理由の大多数を占めるのが肥満体型であることです。

 

仰向けで睡眠すると誰でも舌根が落ち込み、上気道が狭まってしまうのですが、肥満体型だと気道周辺部に余計な脂肪が付きやすく、気道を狭めやすくなってしまうのです。

 

適正体重を維持することで、喉や首周りの過度な脂肪の蓄積を抑制し、気道の圧迫を予防するようにしましょう。

 

 

 

 

 

過度なアルコールの摂取を控える

 

アルコールには筋肉を弛緩させる作用があります。

 

寝酒を飲む習慣の人もいるかと思いますが、過度なアルコールの摂取は仰向けで眠った際の舌根の後退を促してしまいます。

 

アルコールを摂取せずとも睡眠時には筋肉が弛緩してしまうため、飲酒せずとも無呼吸の兆候が見られる場合にはリスクを跳ね上げてしまうことになります。

 

過度なアルコール摂取は睡眠に関わらず、さまざまな面で健康に害を及ぼすことがあるので、休肝日を設けたり、飲酒量を減らすといった努力をするようにしましょう。

 

 

 

 

口呼吸を改善する

 

睡眠時に口呼吸をしている人はいびきや無呼吸発作を発症する確率が高く、SASを引き起こしやすい傾向にあります。

 

そのため、口呼吸の改善を試みることはSAS発症の予防にもつながります。手軽な方法としては、唇をテープで止める治療が挙げられます。テープは薬局等で市販されてもいるので、活用してみると良いでしょう。

 

また、さらなる治療方法としては専用のマスクやマウスピースを用いた方法もあります。口呼吸になっている原因が歯並びにある場合には、歯科医院での矯正治療がSASの予防治療につながることもあります。

 

 

 

寝具の形状・材質等を見直す

 

枕やベッドの形状や材質を自身の体形に合ったものに変えることで、SASの予防や軽減に効果を期待できる場合もあります。

 

SASを防止するには横向きでの睡眠が望ましいです。仰向けの際の寝心地だけでなく、横向きで寝た際の枕のフィット具合や体に掛かる負担なども意識すると、ぴったりの寝具を見つけることができるでしょう。

 

 

 

 

まとめ

睡眠時無呼吸症候群の症状に応じた区分とそれぞれの原因について解説してきました。

 

日中に眠気を感じることが多いといった症状がある場合、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。記事内で触れたセルフチェックを実施して、何が原因であるのか、少しでも早く医療機関で特定するようにしましょう。

 

そして、SAS発症の原因が口周りの骨格や歯並びが原因であった場合、歯科医院での治療が最善の方法となります。

 

下高井戸パール歯科クリニック・世田谷」では、睡眠時無呼吸症候群の改善に向けたマウスピース治療を検討している方の相談を受け付けています。

 

骨格や歯並びの問題から寝る時に自然な鼻呼吸ができない、鼻呼吸をしてはいるが口周りの違和感・不快感から呼吸が苦しいと感じる場合には、早めの対策が大切です。

 

当院では患者さんの症状に適した最善の治療方法の提案に日々努めておりますので、歯並びが気になる方や睡眠時無呼吸症候群の原因が歯並びにあると指摘された方は、気軽にお問い合わせください。

 

 

 

下高井戸パール歯科クリニック・世田谷

大原庸子

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